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名古屋市

srest - スレスト -

名古屋市、srestを活用してFinOpsに取り組む。ガバメントクラウド環境でAWSコスト削減にも成功。

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課題

・クラウドコストの全体像を横断的に把握することが困難
・費用按分、帳票作成が属人的かつ手作業中心で、検収・支払い業務に大きな工数が発生
・請求情報はPDF形式でのみ出力可能なため、一元管理や集計作業が煩雑
・複数会計にまたがる同一システムの費用按分

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結果

・利用システムのコスト構造の把握
・各業務システム単位のコスト可視化
・請求支払い業務の効率化
・システム状況に合わせた費用按分
・コスト削減への貢献

愛知県名古屋市では、ガバメントクラウド環境においてAWSコスト管理ツール「srest」を実証実験を経て正式導入に至りました。

ガバメントクラウド環境におけるAWSコストの一元管理が課題

―まずは高橋様の業務内容やガバメントクラウド業務への関わり方について教えてください。

△名古屋市 総務局デジタル改革推進課 課長補佐 高橋 広和様

高橋様:名古屋市の総務局のデジタル改革推進課で、課長補佐というポジションで、システム標準化の担当をしております。

「ガバメントクラウド」は、標準化法によって、全国の自治体の20業務の基幹業務システムを標準化する取り組みの一環で、移行先として示されています。

名古屋市では、DX推進方針によって「クラウドファースト」を掲げており、ガバメントクラウドを全ての標準化対象基幹業務システムで利用するという方針になりました。

そのタイミングで私が標準化担当となりまして、名古屋市のガバメントクラウド移行を推進しております。

また、デジタル庁さんが主催するコミュニケーションプラットフォームの「デジタル改革共創プラットフォーム」でアンバサダーを務めており、情報発信やイベントを開催したりもしております。

―srestの導入以前にガバメントクラウド環境下でのコスト管理にはどのような課題がありましたか?

高橋様:20業務システムの標準化ということもあり、名古屋市では23のAWSアカウントを利用しているのですが、一元的なコストの管理が課題でした。

ガバメントクラウドの特性としまして、AWSにおいてはAWS Organizationsで管理する形をとっており、デジタル庁さんがマスターアカウントとして各自治体はメンバーアカウントが払い出される形で運営しています。

AWS Organizationsの機能なしで管理する必要があったので、非常に難しく、名古屋市のガバメントクラウド移行を進めるにあたり最初に突き当たった課題というところですね。

運用事業者さんにもご相談しながら、最適なコスト管理の方法を模索する中で「srest」に問い合わせをさせていただきました。

srestを活用して請求・支払い業務の効率化を実現、コスト削減にも寄与

―srest導入時のハードルはありましたか?

高橋様:srestを実際に触ってみて、非常に視覚的で分かりやすいUI・UXの部分がいいなと思っております。詳しく見たい箇所にカーソルを合わせると、内訳がポップアップで画面上に出てくる部分など細かい部分までこだわっていて使いやすいです。

AWSのサービスだと技術者向けに設定されていたり、言語の部分で直感的に分かりづらい部分もあってドキュメントを見る必要がありましたが、srestの場合はドキュメントやマニュアルが不要なくらいです。

コスト管理の入り口として、自治体職員でも自分が利用してるシステムのクラウドのコスト構造がどうなってるのかをまずは知る必要があるとは思っております。

そのため、srestのようなコスト可視化ができてAWSに詳しくない方でも触れるツールがないと効果的には進められないのではないかと考えます。

―srestを導入してみての変化や効果はどのようなものがありましたか?

高橋様:名古屋市の当面の課題として「請求・支払い」の部分で大きな効果を得ることができました。

名古屋市では、クラウドの予算を各業務システムの所管課の方で管理してもらっています。その予算に対しての説明責任、なぜこれだけのコストがかかってるのかっていうのを説明できるようにすると各業務システムの所管課の方に当事者意識を持ってもらう効果も狙っております。

中には、1つのシステム内に複数の会計が関係するシステムもあります。
例えば、保険年金システムは、同一システム内に「国民健康保険」「国民年金」「後期高齢者医療」の3つの会計から支出をしなければならない側面があり、実績に応じた支出を当然すべきなので費用按分が課題でした。

具体的には、srestの導入以前、請求データをエクスポートして、Excel上で集約してそれぞれに振り分ける作業を行なっていました。非常に手間のかかる作業で、毎月やっていくのは大変ということが目に見えていました。

srestの導入後、コストアロケーション機能を活用すれば名古屋市のシステム状況に合わせた費用按分が可能になるので、業務効率化が実現できる見込みです。

また、srestを活用することで、各業務システム別に何にいくらかかっているのかコスト構造を把握することが可能です。名古屋市では実際に業務システム別にコスト可視化できたことで、サーバー料金と比較して監視サービスの料金が高騰していることを発見し、コスト削減も実現することができました。

アップデートのスピードに今後も期待

―srest導入後、運用事業者とどのような取り組みをされましたか。

高橋様:運用事業者さんと同一のダッシュボードを見ることができるので、コミュニケーションツールとしても活用しております。

また、運用事業者さん側でも、短期的なところでのコストの異常検出や予算アラート機能などは活用する機会があると思います。

―導入後、srestのフォローだったりとかサポート体制はいかがでしたか。

△左から名古屋市総務局デジタル改革推進課 課長補佐 高橋広和様 srest 事業開発 磯崎光 srest 技術営業 名古玄天

高橋様:まず印象に残るのは、レスポンスの速さですね。

気になる部分があった際に問い合わせを送ると、翌日には打ち合わせが決まり、2週間程度で試作版を作っていただきます。すり合わせを行い、翌月には正式リリースするスピード感がすごいなと思っています。

公共の立場として手堅く慎重に進める方とのお付き合いが多いので、私自身がそのスピード感になかなかついていけないくらいです(笑)。プロダクトのアップデートのスピードは非常に助かっています。

―今後のsrestに対する期待について教えてください。

高橋様:そうですね。例えば、運用事業者さんと自治体職員では見る情報を含めて権限は異なると思うので、直近では「権限管理機能」でしょうか。

またインスタンスレベルでのコスト可視化ですかね。スタートは現状のsrestで十分ですが、しばらくするともっと細かく見たいという思いが出ると思います。

両方とも近々アップデート予定と聞いておりますので、楽しみにしております。

参考

srest、名古屋市のガバメントクラウドにおけるコスト最適化を支援

名古屋市、ガバメントクラウド環境におけるFinOpsを全国に先駆け実践、「srest(スレスト)」を正式導入へ

AWSコストをまるっと見える化 srest homeへ

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