株式会社メタップスホールディングス(渋谷区、代表取締役社長 山﨑祐一郎)が提供するAWSコスト管理ツール「srest」は、2025年3月13日(木)から名古屋市のガバメントクラウド環境での実証実験を開始します。名古屋市のガバメントクラウド移行に向けて連携を強化するとともに、AWSコストの可視化や配分による適切なコスト管理、運用を実現します。▽左側 名古屋市総務局行政DX推進部 デジタル改革推進課の皆様(左から4番目が課長補佐 高橋 広和様) 右側 左から srestプロダクトオーナー山北 尚道、srest事業開発責任者ソ チャンギョ、srestマーケティングリーダー磯崎 光◼︎実証実験開始背景名古屋市は2022年に「名古屋市役所DX推進方針」を策定し、業務のデジタル化を加速させるため、ガバメントクラウドへの移行を推進しています。他自治体で一般的な「共同利用方式」ではなく、「単独利用方式」を採用することで、意思決定の迅速化やガバナンスの強化、クラウド最適化によるコスト削減を実現し、柔軟なシステム運用を可能にしています。各システム毎にAWSアカウントが分かれているので、マルチアカウント環境を適切に管理する必要がありますが、ガバメントクラウドの仕組み上、組織単位でのコスト把握が困難であることが課題となっていました。そこで、今回名古屋市では、クラウドの運用状況を可視化し、システム全体の最適化を図るため、実証実験を行うことになりました。「srest」を活用することで、ガバメントクラウド環境における日々のリソース使用状況やコストの変動を把握し、最適な運用計画を立てることが可能になります。さらに、「srest」のデータを活用し、運用コストの最適化を実現することで、より安定したクラウド運用体制の構築を目指します。<参考>プレスリリース(2025年1月23日公開)AWSコストを配賦・可視化する新機能提供開始、コスト最適化でFinOps実現を支援◼︎実証実験の内容AWSコスト管理ツール「srest」を活用して利用コストの正確な把握・最適化を行います。複数アカウントにおけるコストの横断的な可視化を実現し、アカウント内で按分が必要になるコストに関しても任意の割合でコストの配賦が出来ることで、適切な会計管理が実現します。◼︎名古屋市総務局デジタル改革推進課 高橋氏名古屋市は、ガバメントクラウドの取り組みに「単独利用方式」を採用して積極的に推進してまいりました。しかし、運用していく中で、運用コストに関する詳細な情報が現状のままでは十分に把握できないことがわかりました。また、名古屋市としては、現状の基幹業務システムを各局で独自に運用しているため個別最適化になっている状況です。個別最適化もメリットはありますが、多重投資のリスクがあるので全体最適化もあわせて推進したいと考えています。その中で、まずはモニタリング(可視化)の体制を整える必要があり、ツール導入を検討し始めました。AWSコストとログが一元的に管理できる「srest」を導入することになりました。今回の実証実験において、まずは、各アカウントの利用コストを正確に把握・分析し、最適化をしていきたいと考えています。さらに、コストアロケーションで細かな配賦設定が可能なので、1アカウントに複数の業務がまたがっている場合など、会計別にクラウド利用料を正確に把握し、請求・支払いの円滑化実現を期待しています。また、リアルタイムに近い情報が受け取れるので、定期的にモニタリングを実施して資金計画・支払事務の準備期間を確保したいです。実証実験を通して、システム標準化対象の20業務だけでなく、内部事務系のシステムやインターネット上に公開するシステムなど、様々なシステムでの活用も検討しています。今後srestに対する期待としては、「コスト管理」に関するアプローチはもちろんのこと、スタートアップならではの要望へ迅速に対応してもらえるなどアップデートのスピード感にも期待をしています。「srest」についてAWSコスト管理ツール「srest(スレスト)」は、複数のAWSアカウントのコストデータを様々な角度から可視化して、企業のクラウドコスト管理を容易にします。ダッシュボードは詳細なコスト分析を行うことができ、AWSコストの最適化を支援します。SREエンジニアの業務を少しでも効率化したいという思いから、SRE+rest(休息)で「srest」と名付けました。AWSが実施する技術レビュー「AWS Foundational Technical Review」を通過し、AWS 認定ソフトウェアにもなっています。サービスサイト:https://srest.io/<参考>プレスリリース(2024年8月8日発表)AWSコストを可視化する新機能を提供開始、費用増加を早期検知しFinOpsに貢献プレスリリース(2024年8月22日発表)インフラ異常への対応を迅速化・効率化し障害予防に貢献、新たに「タスク管理」機能を提供開始プレスリリース(2024年8月28日発表)AWS横断監視ツール「srest」を9月より本格提供開始当社についてAIの進化により、全てのソフトウェアが更に高度化する時代において、よりニッチで専門性の高いソフトウェアが求められています。当社は、バックオフィスや開発領域を中心に、様々なソフトウェアの提供を通して、企業のDX支援に取り組んでいます。ミッション:テクノロジーでお金と経済のあり方を変えるビジョン:世界を解き放つ【会社概要】会社名:株式会社メタップスホールディングス所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア代表者:代表取締役社長 山﨑 祐一郎設立:2023年1月26日資本金:100百万円(資本準備金を含む)※2024年12月末時点コーポレートサイト:https://metaps.com/※AWSは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。※その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。本リリースに関する問い合わせ先・報道関係者の方のお問い合わせ先株式会社メタップスホールディングス社長室 広報pr@metaps.com・サービスに関するお問い合わせ先株式会社メタップスホールディングスプラットフォーム戦略部担当:山北、ソsupport@srest.io