株式会社メタップスホールディングス(渋谷区、代表取締役社長 山﨑祐一郎)が提供するAWSコスト管理ツール「srest(スレスト)」は、2025年6月27日(金)から新機能「予算アラート機能」の提供を開始します。2025年3月に発表した「異常検知機能」※を強化するアップデートを実施しました。従来は、前週比に基づいてAWSコストの急増を検知する機能を提供していましたが、今回のアップデートにより、任意の予算金額に基づくアラート設定や為替レートの自動反映が可能となり、より実践的なコスト管理が実現します。※プレスリリース(2025年3月27日発表)AWSコストの急上昇を早期検知する新機能をリリース、無駄なコスト削減で企業のFinOpsにも寄与◼︎開発背景コスト急増の見落としクラウド利用が広がる中、コストの急増に後から気づくケースも少なくありません。仮想サーバーの設定ミスや突発的なアクセス集中により、利用料が一気に跳ね上がっても、多くの企業では月次請求のタイミングで初めて異常に気づくのが実情です。あらかじめ予算を設定していても、実際の運用とのズレが生じやすく、予算の見直しも十分に行われていないことが多いため、結果的に想定外の支出につながります。さらに、複数のアカウントやシステムが混在する環境では、どこで予算を超えているのかをすぐに特定できず、対応が後手に回るリスクも高まります。 為替変動によるコストの不確実性AWSを利用する場合、請求は米ドル建てとなるため、為替レートの変動が日本円での支払額に大きく影響します。為替変動を考慮せずに予算を設定すると、想定外の支出につながるリスクが高まります。特に為替が急変した際には、事後的な気づきでは対応が後手になり、日々手動で為替を確認・換算していく運用には限界があります。こうした背景から、「srest」では任意の予算額に基づいたアラートと、為替変動を自動で反映する新機能「予算アラート機能」を開発しました。これにより、柔軟かつタイムリーな予算管理を実現し、クラウドコストの見落としや予算超過のリスクを未然に防ぐことが可能になります。 ◼︎新機能概要今回のアップデートでは、「予算アラート機能」として、クラウドコスト管理に求められるリアルタイム性・柔軟性・通貨対応力を強化しました。配分タグやAWSのサービスに応じた細やかな予算管理を可能にし、予算超過を未然に防ぐ体制づくりをサポートします。予算設定とリアルタイム監視任意で設定をした予算金額に対して、クラウドコストの使用状況を常時モニタリングし、設定した予算金額に対し、クラウドコストの使用状況をリアルタイムで監視し、一定のしきい値に達した時点で自動的にアラートを通知します。通知はメールやチャットツールと連携して関係者に共有されるため、請求確定前に事前対応が可能となり、手遅れになるリスクを大幅に軽減できます。アラートを活用することで、予算の可視化と柔軟な運用判断が可能になります。柔軟な対象単位での予算管理 アカウント、プロジェクト、課など、管理対象に応じた単位で個別に予算を設定できます。たとえば開発チームごと、環境(本番/検証)ごとに異なる予算を設定しておけば、どこでコストが膨らんでいるかを即座に把握でき、担当単位で責任あるコスト管理が可能です。複数の部門やシステムが並行して稼働している組織でも、全体像を崩さずに、細かく管理・対処することができます。為替レートの自動反映予算の通貨は円とドルから選択でき、為替レートは毎日自動で更新されます。これにより、ドル建て請求が行われるAWSなどのサービスでも、最新のレートを反映した日本円ベースでの予算管理が可能となり、しきい値を超えたかどうかを把握できます。手動で為替を確認・計算する必要がなくなるため、運用の手間が大幅に減り、急な円安などによる“見えないコスト超過”にも事前に備えることができます。◼︎「srest」について「srest(スレスト)」は、複数のAWSアカウントのコストデータを統合し、FinOpsの観点から継続的なコスト最適化を支援するAWSコスト管理ツールです。部門やシステム単位での詳細なコスト分析が可能な直感的なダッシュボードにより、企業全体のクラウドコストに対する透明性と意思決定の精度を高めます。AWSが実施する技術レビュー「AWS Foundational Technical Review」を通過し、AWS 認定ソフトウェアにもなっています。サービスサイト:https://srest.io/<参考>・プレスリリース(2024年8月28日発表)AWS横断監視ツール「srest」を9月より本格提供開始・プレスリリース(2025年1月23日発表)AWSコストを配賦・可視化する新機能提供開始、コスト最適化でFinOps実現を支援・プレスリリース(2025年6月10日発表)名古屋市、ガバメントクラウド環境におけるFinOpsを全国に先駆け実践、「srest(スレスト)」を正式導入へ◼︎当社についてAIの進化により、全てのソフトウェアが更に高度化する時代において、よりニッチで専門性の高いソフトウェアが求められています。当社は、バックオフィスや開発領域を中心に、様々なソフトウェアの提供を通して、企業のDX支援に取り組んでいます。ミッション:テクノロジーでお金と経済のあり方を変えるビジョン:世界を解き放つ【会社概要】会社名:株式会社メタップスホールディングス所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア代表者:代表取締役社長 山﨑 祐一郎設立:2023年1月26日資本金:100百万円(資本準備金を含む)※2024年12月末時点コーポレートサイト:https://metaps.com/※AWSは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。※その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。◼︎本リリースに関する問い合わせ先・報道関係者の方のお問い合わせ先株式会社メタップスホールディングス社長室 広報pr@metaps.com・サービスに関するお問い合わせ先株式会社メタップスホールディングスプラットフォーム戦略部担当:山北、ソsupport@srest.io