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AWSリザーブドインスタンスの料金を詳しく解説!運用コストを大幅削減する方法 

srest - スレスト -

2025.12.5

AWSリザーブドインスタンスの料金を詳しく解説!運用コストを大幅削減する方法 

AWSのリザーブドインスタンス(RI)は、1年または3年の利用を前提に契約することで、オンデマンドより最大72%割引になる料金モデルです。
料金の仕組みが複雑に感じる人も多いですが、メリット(大幅割引)と同時に、柔軟性の低さなどのデメリットがある点が特徴で、Savings Plansとは適用範囲や柔軟性が異なります。

今回は、AWSリザーブドインスタンスの料金体系、メリット・デメリット、Savings Plansとの違い、そして最適な選び方まで詳しく解説します。

1、AWSリザーブドインスタンス(RI)の料金体系を解説

AWSリザーブドインスタンスの料金体系を理解するためには、以下のような主要なポイントを把握しておくことが重要です。

・リザーブドインスタンスとは?基本を解説
・リザーブドインスタンスの仕組み|購入と割引のメカニズム
・リザーブドインスタンスの種類と特徴

長期利用前提でコスト削減を目指す場合、リザーブドインスタンスの種類と支払い方法、適用範囲を組み合わせて最適なプランを選ぶことが、効率的なクラウド運用につながります。

(1)リザーブドインスタンスとは?基本を解説

AWSリザーブドインスタンスは、AWSサービスを1年または3年の長期契約で予約購入することで、最大72%の割引を受けられる料金モデルです。

オンデマンドインスタンスと異なり、継続的な利用で大幅なコスト削減が可能になります。

対象サービスはEC2やRDS、ElastiCacheなど多岐にわたります。

インスタンスタイプ、プラットフォーム、リージョンなど、予約購入時に条件を指定します。

(2)リザーブドインスタンスの仕組み|購入と割引のメカニズム

リザーブドインスタンスの購入は、AWSマネジメントコンソールから行います。

契約後は条件に合致するインスタンスに自動的に割引が適用されます。

支払い方法は「前払いなし」「一部前払い」「全額前払い」の3種類から選択可能です。

契約期間と支払い額に応じて割引率が決定されます。

(3)リザーブドインスタンスの種類と特徴

AWSリザーブドインスタンスには、主に「スタンダード」と「コンバーティブル」の2種類があります。

スタンダードRIは高い割引率(最大72%オフ)が魅力ですが、インスタンスタイプやリージョンの変更が一部制限されます。

一方、コンバーティブルRIは柔軟性が高く、契約期間中にインスタンスタイプを変更できます。

これらの種類に加えて、適用範囲による分類も重要です。

・リージョンRIは同じリージョン内の異なるアベイラビリティゾーンで自動的に適用されるため柔軟性が高い
・ゾーンRIは特定のアベイラビリティゾーンでキャパシティを予約するため、安定したリソース確保が可能
・インスタンスサイズの柔軟性により、同じインスタンスファミリー内でサイズを変更しても割引が適用される

このように、RIの種類と特徴を理解することで、ワークロードに最適な選択ができるでしょう。

2、AWSリザーブドインスタンスの割引率と料金表の活用

AWSリザーブドインスタンスの割引を最大限に活用するには、以下のような2つの視点が重要です。

・リザーブドインスタンスの割引率の決まり方
・リザーブドインスタンス料金表の活用方法

契約期間や支払い方法による割引率の違いを理解し、料金表を活用したシミュレーションでコスト効果の高い選択を行いましょう。

(1)リザーブドインスタンスの割引率の決まり方

リザーブドインスタンスの割引率は、主に支払いオプションと契約期間の組み合わせで決定されます。

全額前払い、一部前払い、前払いなしの3種類の支払方法と、1年または3年の契約期間を選択することで、適用される割引率が変わります。

例えば、3年契約の全額前払いは最も割引率が高くなります。一方、1年契約の前払いなしでは割引幅が小さくなります。

さらに、インスタンスタイプ(例:t3.largeやm5.xlarge)、リージョン、OSなどの属性によって基本料金が異なり、この基本料金に対して割引率が適用される点も重要です。

スタンダードRIは最大72%の割引が可能になりますが、インスタンスファミリーやOSといった主要な属性の変更ができません。

一方、コンバーティブルRIは柔軟性が高く、インスタンスタイプやOSの変更が可能になります。

このように、柔軟性と割引率はトレードオフの関係にあります。

(2)リザーブドインスタンス料金表の活用方法

リザーブドインスタンス料金表を確認し、リザーブドインスタンスのコストを確認のうえ、シミュレーションしてみましょう。

具体的な手順としては、場所のタイプやリージョン、利用期間をプルダウンから設定します。

次に支払いオプション(全額前払い、一部分前払い、前払いなし)を選択します。これで割引率を反映したコストが計算されます。

3、AWSリザーブドインスタンスのメリット・デメリット

AWSリザーブドインスタンスの活用を検討する際には、メリットとデメリットを把握しておくことが重要です。

コスト削減や予算管理の安定化といった利点がある一方、契約の柔軟性に制限があるため、利用計画を十分に検討したうえで導入することが成功のカギとなります。

(1)メリット

AWSリザーブドインスタンスの最大のメリットは、長期契約による大幅なコスト削減です。

1年または3年の契約期間をコミットすることで、オンデマンド料金と比較して最大72%の割引が適用され、EC2などの利用コストを抑えられます。

特に高い稼働率が求められる基幹システムや、安定したワークロードに適しており、継続的な利用が確実な環境では効果的です。

予算計画の立てやすさも重要な利点です。

一定期間の利用料金が固定されるため、財務部門との調整がスムーズになり、経営層の承認を得やすい点もメリットといえるでしょう。

コスト変動リスクを軽減しながら、予算管理を効率化できます。

(2)デメリット

AWSリザーブドインスタンスには、契約期間中(1〜3年)の解約は原則できないという点がデメリットとして挙げられます。

たとえ使用状況が変わってインスタンスの稼働を停止したり、技術の変化でインスタンスタイプが不要になっても、契約期間が終わるまで料金の支払いは続きます。

また、誤って購入した場合でも、原則としてキャンセルや返金はできません。

スタンダードRIは購入時に決めたインスタンスタイプやリージョンなどの属性を変更する柔軟性が低く、急な構成変更が必要な場合に対応できません。

そのため、ビジネスニーズの変化に応じてインスタンスの仕様を変更したい場合や、新しい世代のインスタンスに移行したい場合には、制約となる可能性があります。

ただし、スタンダードRIであれば、不要になった場合にリザーブドインスタンスマーケットプレイスで第三者に売却できる可能性があります。

4、AWSリザーブドインスタンスとSavings Plansのどちらを選ぶべき?

AWSの割引プランを選ぶ際には、以下のような比較ポイントを押さえることで、最適な選択がしやすくなります。

・AWSリザーブドインスタンスとSavings Plansの主な違い
・リザーブドインスタンスが適しているケース
・Savings Plansが適しているケース

インスタンスタイプが固定されるならリザーブドインスタンス、構成変更や複数サービス利用が多いならSavings Plansと、ワークロードの特性に応じて柔軟に使い分けることがコスト最適化のカギです。

(1)AWSリザーブドインスタンスとSavings Plansの主な違い

AWSリザーブドインスタンスは、特定のEC2インスタンスタイプ、リージョン、オペレーティングシステム、テナンシーといった、より詳細な条件を指定してコンピューティングキャパシティを事前に予約・購入するものです。

これにより、条件が合致するインスタンスの利用に対して高い割引率が適用される場合があります。

また、一部のリザーブドインスタンスでは、特定のインスタンスタイプでコンピューティングキャパシティを確保する「キャパシティ予約」も可能です。

これは、需要の高い状況でもインスタンスを起動できる可能性が高くなるメリットとなります。

一方、Savings Plansはコンピューティング使用量に対してコミットする柔軟なプランです。

これには大きく2種類あり、リージョンやインスタンスファミリーを問わずEC2、Fargate、Lambdaに適用される「Compute Savings Plans」と、特定のリージョン・インスタンスファミリーのEC2利用に限定される代わりに割引率が高い「EC2 Instance Savings Plans」があります。

例えば、EC2インスタンスだけでなく、FargateやAWS Lambdaといった他のコンピューティングサービスに対しても、まとめて割引を適用できます。

この柔軟性の高さがSavings Plansの最大の強みといえるでしょう。

共通する基本的な仕様として、どちらのプランも1年または3年の契約期間を選択でき、長期間のコミットメントほど割引率は高まります。

どちらのプランも、常時稼働しているインスタンスや、長期的な利用が見込まれるワークロードで活用することで、最大のコスト削減効果とリスク低減を実現できます。

(2)リザーブドインスタンスが適しているケース

EC2インスタンスのタイプやリージョンが長期間にわたって固定されることが確実な場合、リザーブドインスタンスの利用は有効です。

なぜなら、リザーブドインスタンスはこれらの詳細な条件が合致するほど、Savings Plansよりも割引率が高くなる可能性があるためです。

特定のインスタンスタイプを継続的に利用する見込みがあるならば、その分、より大きなコスト削減効果が期待できます。

また、重要なアプリケーションの実行など、特定のインスタンスタイプのコンピューティングキャパシティの確保が不可欠な場合、リザーブドインスタンスのキャパシティ予約機能が役立ちます。

これにより、需要の増減に関わらず、必要なコンピューティングキャパシティが事前に確保され、突発的なキャパシティ不足によるインスタンス起動不可のリスクを軽減し、サービスの安定稼働を支えられます。

(3)Savings Plansが適しているケース

インスタンスタイプやリージョンを変更する可能性がある、あるいはその頻度が高い場合、インスタンスファミリーやリージョンに縛られないSavings Plansが適しているでしょう。

様々なコンピューティングリソースで割引が適用され、無駄が生じにくいというメリットがあります。

利用状況の変化に柔軟に対応できることは、長期的なコスト最適化において重要な要素です。

特に、EC2インスタンスだけでなく、コンテナサービスのFargateや、サーバーレスコンピューティングのAWS Lambdaなど、複数のコンピューティングサービスを組み合わせて利用している場合は、Savings Plansを利用することで、これらの使用量全体に対してまとめて割引を適用させることが可能になります。

これにより、AWSのコンピューティングコスト全体を効率的に管理・最適化できます。

また、「毎月一定額のコンピューティング使用量にコミットする」というシンプルな形でコストを管理したい場合や、現在、様々なインスタンスタイプを組み合わせて利用している場合にも、Savings Plansは柔軟性と管理のしやすさから有利な場合があります。

最終的には、AWS Pricing Calculatorなどのツールを活用し、ご自身の利用状況に基づいた割引効果をシミュレーションすることをおすすめします。場合によっては、RIとSavings Plansを組み合わせて利用することで、さらに効果的なコスト最適化を目指すことも可能になります。

5、AWSリザーブドインスタンスの購入方法と選び方

AWSリザーブドインスタンスを効果的に導入するには、以下のような購入手順と選び方のポイントを押さえておきましょう。

・リザーブドインスタンスの購入手順
・リザーブドインスタンス選びのポイント

購入前に利用状況を正確に分析し、割引率と柔軟性のバランスを考慮したうえでRIタイプと適用範囲を選ぶことが、コスト削減と運用効率の両立につながります。

(1)リザーブドインスタンスの購入手順

リザーブドインスタンスの購入は、AWSマネジメントコンソールから行います。

しかし、その前に現状のEC2インスタンス使用状況を分析し、コスト削減効果を評価することが重要です。

購入時には、インスタンスの属性(プラットフォームやテナンシー)、期間、支払いオプション、クラス(スタンダード/コンバーティブル)などを選択します。

これらの選択は、割引率や将来の柔軟性に大きく影響するため、計画的に進める必要があります。

手順は以下の通りです。

・利用状況の分析:現在のインスタンス利用状況を分析し、購入プランを決定
・購入画面への移動:EC2ダッシュボードから「リザーブドインスタンスの購入」画面を開く
・購入条件の選択:インスタンスのタイプ、期間、支払い方法などの条件を選択
・検索と注文確定:条件に合う商品を検索し、カートに入れて注文を確定

キャパシティを確実に確保したい場合は、購入時にアベイラビリティーゾーンを指定します。

支払い方法は、前払い額が多いほど割引率が高まる点に注意してください。

プラン選択に迷う場合は、AWS Trusted Advisorの推奨設定が参考になります。

また、より短い期間のリザーブドインスタンスが必要であれば、マーケットプレイスで購入することも可能です。

(2)リザーブドインスタンス選びのポイント

リザーブドインスタンスを選ぶ際には、ワークロードの特性や将来の変化を考慮し、適切なタイプや範囲を選択することが重要です。主に以下の表のポイントを押さえましょう。

選択肢

特徴・適したケース

スタンダードRI

他のRIタイプと比較して割引率が高いのが特徴。長期間、安定して利用するワークロードに適している。

コンバーティブルRI

割引率は少し低いが、インスタンスの属性(ファミリー等)を変更できる柔軟性の高さが特徴。将来構成が変わる可能性がある場合に有効。

リージョンRI

リージョン内のどのAZでも割引が適用され、インスタンスサイズの柔軟性もある。コスト最適化を重視する場合におすすめ。

ゾーンRI

特定のAZを指定して購入し、そのAZでのキャパシティ(処理能力)を予約可能。サービスの可用性確保を特に重視する場合に適しています。

このように、リザーブドインスタンスの選択は「割引率」「柔軟性」「キャパシティ予約」のどれを最も重視するかで決まります。

まず「キャパシティ予約が必須か(ゾーンRIを選ぶか)」を考え、次に「将来インスタンスの種類を変更する可能性があるか(コンバーティブルRIを選ぶか)」を検討することで、自社に最適な組み合わせを見つけやすくなります。

まとめ

AWSリザーブドインスタンスは、EC2やRDSなどのAWSリソースを最大72%割引で利用できる料金オプションです。

前払いの多さと契約期間の長さに応じて割引率が変わり、使用率が高いワークロードに最適です。

計画的な導入と定期的な見直しにより、クラウドコストを大幅に削減できます。

リザーブドインスタンスの特性を理解し、ワークロードに合わせた選択をすることで、AWSの運用コストを効率的に最適化できるでしょう。


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